か行の用語一覧

(か)
火の性質は炎上、気と津液を損傷しやすく生風動血をおこしやすい。炎上する性質により神明が上擾 …

(か)
病名のひとつ。気があつまって生じる。

快膈(かいかく)
快膈とは、胸と膈(横隔膜)が詰っている状態を爽快にさせるという意味である。

外感(がいかん)
六淫、疫癘の気などの外邪を感受した病気を指す。 外邪を感受すると、人体の皮毛、皮膚を侵犯す …

外感咳嗽(がいかんがいそう)
六淫の邪(風、寒、暑、湿、燥)の侵襲によってひき起こされた咳嗽の総称を指す。

外感発熱(がいかんはつねつ)
臨床でよくみられる病症のひとつで多くは実証に属する。六淫や疫癘などの外邪が人体に侵入し、そ …

咳逆上気(がいぎゃくじょうき)
上気とは肺気が上逆する病理状態を指す。咳逆上気とは、肺気上逆により生じる咳嗽、喘息の病証を …

外湿(がいしつ)
湿邪は、①外湿と②内湿がある。外湿は、湿気の多い気候や雨に濡れたり、湿の多い場所に存在する …

外証(がいしょう)
外証は主に二つの意味がある。 ①外科の体表に発生する病気である。癰、疽、疔、瘡、癬、癤、腫 …

疥瘡(かいそう)
疥癬虫による皮膚伝染病。 手の指に発生し、特に指の股に多くみられる。症状は非常にかゆい、酷 …

過逸(かいつ)
安逸過度を参照。

開痞(かいひ)
開痞は理気法の範疇に含まれ、胸脇部や脘腹部の脹満に辛香行気薬を用いて治療方法である。

外癰(がいよう)
外癰とは、廱が躯幹、四肢などの体表部位にできるもの、例えば、頸癰、背癰、乳廱などを指す。 …

火旺刑金(かおうけいきん)
火旺刑金は火旺んなれば金を刑すと翻訳される。火盛刑金を参照。

化火(かか)
化火は火と化すという意味で、熱病の発展過程の一種の病理状態を指す。熱とは無形の火で、火は有 …

華蓋(かがい)
華蓋の蓋とは、傘という意味である。華蓋は、元々古代の皇帝の専用車の上にある部分を指す。肺に …

下陥(かかん)
一般に「気虚下陥」を指す。中気下陥を参照。

牙関緊閉(がかんきんへい)
牙関緊閉とは、強く歯を食いしばる様子を指す。

牙関緊閉(がかんきんへい)
牙関緊閉とは歯を食いしばり、口を開けられない状態を指す。

格陰(かくいん)
陽盛格陰を参照

角弓反張(かくきゅうはんちょう)
角弓反張とは、項が硬直し、腰や背中が後方に向かって角弓(角で飾った弓)のように反り返り湾曲 …

鶴膝風(かくしつふう)
膝の関節の肥大疼痛、股脛の肌肉が痩せ衰える特徴があり、鶴の膝のようになるのでこの名がある。 …

格陽(かくよう)
陰盛格陽を参照。

霍乱(かくらん)
霍乱は同時に口から吐き肛門から下すという症状で、伝染性を有する。コレラに相当する。

下元不固(かげんふこ)
下元とは腎を指す。腎気不固を参照。

瘕聚(かしゅう)
瘕聚とは、婦人の任脈が病を得る証候を指す。主要な症状は、腹部臍下に堅い塊ができ、痛む場所が …

仮神(かしん)
仮神とは危篤患者に現れ、一時的に精神が「好転」する仮象(偽の状態) で、臨終の前兆を指す。 …

火盛刑金(かせいけいきん)
火旺刑金ともいう。①肝火を指し、「火木刑金」と同義である。②心火或は熱邪を指す。心火が盛ん …

化燥(かそう)
燥に化す。化燥とは、外邪が津液を消耗する一種の病理変化を指す。「燥」は津液の欠乏した状態を …

渇喜冷飲(かつきれいいん)
渇喜冷飲は口が乾き、冷たい水を飲みたいという意味である。渇喜冷飲は主に熱証に多く見られる。

滑精(かつせい)
遺精を参照

滑苔(かつたい)
水滑苔ともいう。滑苔の特徴は舌面に水分が多すぎて、触ると湿って滑らか、ひどければ舌を伸ばす …

滑脱(かつだつ)
滑脱とは、無意識に便が漏れる症状を指す。その病理は主に気陥及び腎気不固などである。

火毒(かどく)
①火熱の病邪が鬱積して毒をなることをいう。外科の病証で潰瘍、腫毒の形成と発展は火毒と関係す …

化熱(かねつ)
熱に化す。外感による表証が内に伝わる病理変化を指す。風、寒、湿、燥などの外邪が人体に侵入し …

仮熱(かねつ)
真寒仮熱を参照。

火熱内生(かねつないせい)
火熱内生とは、火熱内擾と火熱が体内を掻き乱し機能が興奮する病理状態を指す。「内火」や「内熱 …

火熱迫肺(かねつはくはい)
火熱、肺を迫す。火盛刑金を参照。

下迫(かはく)
急に大便を排出したくなるが、排便できず逼迫した様子を形容して言葉。

化風(かふう)
化風は風に化すという意味で熱病の過程や陰血の損傷によって風の病理となるのを指す。この場合の …

火不生土(かふしょうど)
火不生土は火は土を生ぜずと翻訳される。この火は腎陽を指し、命門の火をいう。この土は脾胃を指 …

喎僻不遂(かへきふづい)
喎僻不遂とは、口眼喎斜・肢体を思うように動かせない症状を指す。口がゆがみ引きつり、目を閉合 …

過労(かろう)
過労は過度の疲労を指す。過労の内容は三つある。1.労力過度:長期間にわたる肉体の酷使は、気 …

(かん)
六淫のひとつ。寒は冬季の主気で「寒邪」ともいう。寒は陰邪に属し陽気を傷つける。寒邪が体を侵 …

(かん)
肝は五臓のひとつ。主な生理機能は疏泄と蔵血がある。更に疏泄には、気機の正常状態を保つ、脾胃 …

(かん)
疳積を参照

(かん)
腮を参照。

肝、其華在爪(かん、そのはなはつめにあり)
「華」は栄華が外に現れることを指し、「爪」は手足の爪を指す。爪の栄養の来源は筋と同じで、肝 …

肝胃不和(かんいふわ)
肝胃不和とは脘腹脹満、納呆、噯気、呑酸などの症状が見られる。また、肝気犯胃ともいう。

肝陰(かんいん)
肝陰とは、主に肝臓の陰血と肝臓自身の陰液を指す。正常な状態では、肝陰と肝陽は、相対的平衡を …

寒因寒用(かんいんかんよう)
「寒因寒用」は、寒によって寒を治すことである。 則ち、寒性の薬物を用いて「仮寒症状」を引き …

肝陰虚(かんいんきょ)
肝陰、虚なり。肝陰虚証とは、肝の陰液が虧虚となった証候を指し、肝陰不足ともいう。肝陰虚証の …

寒淫証候(かんいんしょうこう)
寒淫証候とは、寒邪の侵襲により生じた証候を指す。 寒は陰邪であり、その性質は清冷、凝滞、収 …

肝陰不足(かんいんふそく)
肝陰虚を参照。

肝鬱(かんうつ)
肝気鬱結を参照

肝鬱脾虚(かんうつひきょ)
肝鬱脾虚とは、肝気鬱結と脾気虚が同時にある病理状態を指す。臨床では、便溏、胸脇脹満、移動性 …

乾嘔(かんおう)
嘔乾とは、嘔吐する際に声がでるが吐き出すものがでない現象を指す。噦ともいう。

寒化(かんか)
寒化とは、病邪が陰経に伝播するか、或いは熱症後期に陽気の虚弱によって現れる病理変化を指す。 …

汗家(かんか)
汗家とは、病気を患い既に発汗法を用いたか、平素から多汗の人を指す。《傷寒論》の中にこのよう …

肝火(かんか)
肝火とは、肝熱が盛んでいる状態を指す。その原因は肝経に熱がある、肝陽が火と化す、情志の失調 …

乾咳(かんがい)
痰のない咳嗽を指す。多くは燥火が肺を傷つけ、肺の津液が灼かれて生じる。軽い場合は、咳が多い …

寒咳(かんがい)
①寒邪を感受し、寒さを嫌い、発熱、汗出せず悪寒などの症状を呈する。②中寒が入裏し治癒せず、 …

肝咳(かんがい)
咳が出る際に、両脇を引っ張られるような痛みが生じ、甚だしい場合は、身体を横にできないなどの …

肝火夾痰(かんかきょうたん)
肝火夾痰とは、肝鬱化火、脾失健運により痰濁が生じ、痰熱が心脳を侵擾する病証を指す。主に癇証 …

肝火上炎(かんかじょうえん)
肝火上炎とは、肝経を気火が上逆したことによる証候で「肝経実火」を指す。肝火上炎は、①肝鬱化 …

疳渇(かんかつ)
疳渇は疳積で口渇喜飲を伴う病証を指す. 疳渇は《小児薬証直訣》に記載される病証である。 そ …

肝火犯胃(かんかはんい)
肝気、胃を犯す。肝火犯胃とは、肝経に火が鬱し横逆して胃を尅すると、肝胃気火が上逆となる病理 …

肝火犯肺(かんかはんはい)
肝火犯肺とは、肝気鬱結で更に化火し、肝火が上逆して侮肺すれば、肺の粛降が失職し上気咳逆の発 …

肝寒(かんかん)
肝寒には二つの意味がある。①肝臓の陽気不足、機能衰退によって寒性の症状が出現することを指す …

肝気(かんき)
肝気は二つの意味がある。①肝自身の精気を指す。②病症の名称で両脇に気が滞るため膨満や痛み、 …

肝気鬱結(かんきうっけつ)
肝気鬱結とは、肝の疏泄機能が失調して気機が滞る病理状態を指す。また、肝鬱ともいう。肝は伸び …

肝気逆(かんきぎゃく)
肝気逆は肝気上逆と肝気横逆を含む。肝気逆とは、肝気が過度に鬱結して、肝気逆上と肝気逆横引き …

肝気逆証(かんきぎゃくしょう)
肝気逆証は肝の昇発が過ぎた場合、気の下降に釣り合わず生じた証候である。 臨床では、頭目脹痛 …

肝気虚(かんききょ)
肝気不足ともいう。肝気虚は肝臓自身の精気が虚損した場合に、常に肝血不足が併せてみられる。臨 …

肝気亢逆(かんきこうぎゃく)
肝気逆を参照

肝気上逆(かんきじょうぎゃく)
肝気上逆とは肝の昇発が過ぎて、気の下降がそれに釣り合わず生じる病理変化を指す。肝気が頭部に …

肝気犯胃(かんきはんい)
肝気犯胃とは、肝気が偏盛亢進し疏泄が過多となり、胃に影響を及ぼし、胃の和降を乱す病理状態を …

肝気犯肺(かんきはんはい)
肝気犯肺とは、肝気上逆により肺の粛降が正常に行えなくなり生じた病証を指す。 臨床では、噎せ …

肝気犯脾(かんきはんひ)
肝気犯脾とは、肝気が偏盛亢進し疏泄が過多となり、脾に影響を及ぼし、脾の運化を乱すことを指す …

肝気不足(かんきふそく)
肝気虚を参照

肝逆頭痛(かんぎゃくずつう)
肝厥頭痛を参照。

肝虚(かんきょ)
ひろく肝の気血不足を指す。

寒凝肝脈(かんぎょうかんみゃく)
寒凝肝脈は肝脈に寒が凝滞し、肝脈拘急の病証である。 また、寒滞肝脈ともいう。 寒凝肝脈の原 …

寒凝気滞(かんぎょうきたい)
寒凝気滞とは寒凝し気滞すと翻訳される。寒凝気滞とは、身体のある部分に寒邪が凝集するために気 …

寒極生熱、熱極生寒(かんきょくせいねつ、ねつきょくせいかん)
寒極まれば熱を生じ、熱極まれば寒を生ず。「重陰必陽、重陽必陰」と同義である。寒性の病症の場 …

肝経熱盛(かんけいねつせい)
肝経熱盛とは、肝の経絡に邪熱熾盛の病理状態を指す。臨床では、心下堅満、両脇疼痛、怒りっぽく …

乾血(かんけつ)
虚労の証候の一つである。 乾血は女性に多くみらえる。主な症状として、顔色が黒ずむ、皮膚甲錯 …

寒結(かんけつ)
陰寒の凝滞による便秘を「寒結」という。また「冷秘」ともいう。 陽虚・高齢で身体が弱まれば陰 …

寒厥(かんけつ)
陽気の虚弱によって生じる厥証をいう。

汗血(かんけつ)
血が毛孔からでるものを「汗血」という。

肝血(かんけつ)
肝に貯蔵される血液を指す。

肝厥(かんけつ)
肝気が厥逆し上衝する病証をいう。手足厥冷、嘔吐、めまい、癲癇のように人事不省になる。平素か …

肝血虧虚(かんけっききょ)
肝血虧虚とは肝血不足を指す。「肝血不足」を引き起こす原因は失血過多、久病による血の消耗、脾 …

肝厥頭痛(かんけつずつう)
肝気の失調によって起きる内傷性の頭痛をいう。怒気が肝を傷つけ肝気が上衝しておきるものを「肝 …

乾血労(かんけつろう)
虚労の証候の一種である。多くは、女性にみられる。主な症状は顔が黒ずむ・皮膚が乾燥しざらざら …

寒在皮膚、熱在骨髄(かんざいひふ、ねつざいこつずい)
寒在皮膚、熱在骨髄は、外寒内熱を意味する。これは真熱仮寒の現象である。臨床では、全身の皮膚 …

肝志(かんし)
五種(五臓)の感情と意志のひとつ。肝の感情(肝志)は「怒」である。

汗自出(かんじしゅつ)
汗自出とは、肌表が粗い、陽虚に人が感冒になり解表薬を用いずとも。汗が自然に流出することを指 …

寒湿(かんしつ)
寒湿は二つの意味を含む①湿濁が内にあって胃腸を苦しめ脾陽を損傷し、また平素から脾腎の陽虚が …

肝実(かんじつ)
ひろく、肝の実証を指し、肝寒、肝熱、肝火、肝気などの実証を包括する。

寒湿帯下(かんしつたいげ)
寒湿帯下の特徴症状は白帯が清冷、透明、質が希薄で、量が多い、小腹冷痛、厚い白膩苔などである …

寒湿痢(かんしつり)
痢疾の証候型のひとつ。痢疾の発生は、時邪の感受と飲食不節と関係しており、その病位は腸にある …

寒瀉(かんしゃ)
寒瀉とは、内臓の虚寒によって生じた泄瀉を指す。臨床では、大便は稀薄でアヒルの糞のようで、腹 …

寒従中生(かんじゅうちゅうせい)
寒従中生は寒は中より生ず。内寒に属し、陽気虚衰によって陰寒が生じる病理状態を指す。この病理 …

肝主筋(かんしゅきん)
肝は筋を主る。筋とは筋膜で、関節に集まり骨に附随し関節をつなぐ筋肉組織である。筋肉の収縮と …

肝主昇発(かんしゅしょうはつ)
肝は昇発を主る。肝気の作用のひとつ。樹木のように上と前後左右の四方へ伸びやかに向うように、 …

肝主疏泄(かんしゅそせつ)
肝は疏泄を主る、「疏泄」には、①通ずる、②発散する、の二つの意味がある。「疏泄を主る」とは …

汗出如油(かんしゅつあぶらのごとし)
汗が出て止まらず、汗の性質が油のようにべたつくことをいう。疾病の危険な状態でみられる。

汗出膚冷(かんしゅつふれい)
温病のものが、汗出後に皮膚が冷えることで、温病にとって好い現象である。

肝主謀慮(かんしゅぼうりょ)
「謀慮」とは深く考える事を指す。思惟、比較鑑別、分析推理などを含む思惟過程で、行動に移す段 …

感暑(かんしょ)
傷暑を参照。

寒証(かんしょう)
寒証とは、寒邪を感受したり、陰盛陽虚によって現れる証候を指す。寒証の原因は三つある。 1. …

癇証(かんしょう)
発作的に精神が異常となる疾病で特徴は、精神恍惚・甚だしい場合は突然仆倒(突然に卒倒する)・ …

眼生翳膜(がんしょうえいまく)
眼生翳膜とは、翳が黒睛に、膜が白睛に生じる膜状の異物を指す。いずれも外障眼病である。外障眼 …

肝乗脾(かんじょうひ)
肝気犯脾を参照

肝腎陰虚(かんじんいんきょ)
肝と腎は生理上密接な関係をもつ。腎陰不足とは、肝陰不足と腎陰不足が同時見られる病証を指す。 …

肝腎虧損(かんじんきそん)
肝腎陰虚を参照。

肝腎相生(かんじんそうせい)
肝腎、相性す。肝腎同源を参照。

肝腎同源(かんじんどうげん)
三つの意味がある。①相火寄居(そうかききょ)相火の根源は命門であり、臓腑を温養し機能活動を …

鼾聲(かんせい)
いびきのこと。正常では、生理現象のひとつである。病理性の鼾聲は、意識昏迷の際にみられ、痰阻 …

眼睛突出(がんせいとっしゅつ)
眼睛突出の場合、肺脹、癭腫(バセドウ病)、悪候などの病証があることを示している。肺脹の特徴 …

眼晴微定(がんせいびてい)
眼晴微定とは、目の動きが少し悪い現象を指す。病理の多くは痰熱内閉の病証に属する。

疳積(かんせき)
幼弱な小児によく起こる。 症状特徴は顔色黄色、肌は痩せ、肚腹は膨脹し、栄養障害を起こし、慢 …

寒疝(かんせん)
1.急性腹痛の病症。脾胃虚寒や産後の血虚などで、再度風寒外邪を感受し、腹中に結聚することで …

肝蔵血(かんぞうけつ)
肝は血を蔵す。「肝蔵血」とは、血液の貯蔵、血液量を調節する肝の生理機能を指す。肝の蔵血機能 …

肝蔵魂(かんぞうこん)
肝は魂を蔵す。魂は心神の動きに従い反応的に出てきた「思惟活動」で、肝臓に蔵する。肝失疏泄或 …

寒則気収(かんそくきしゅう)
寒則気収は寒なれば気収まると翻訳される。その収とは斂縮を意味する。寒則気収とは、寒気が肌膚 …

寒滞肝脈(かんたいかんみゃく)
寒凝肝脈を参照。

汗多亡陽(かんたぼうよう)
汗多亡陽とは、発汗薬の使用過多や、常に汗が自然に出る人が出汗過多になると、陽気が散亡する病 …

眼丹(がんたん)
眼丹とは、眼瞼の縁の腫れがひどく、瞼全体が腫れるものを指す。その病理病因は主に風熱の毒邪、 …

頑痰(がんたん)
頑痰とは、頑固で治癒し難い痰を指す。一般に頑痰が胸膈に滞り起きると考えられる。臨床では、喘 …

寒痰(かんたん)
寒痰とは、痰の色が白く水っぽい、薄黒い点が混ざる痰を指す。 寒痰の原因は主に二つある。 1 …

頑痰(がんたん)
鬱痰を参照。

肝胆火(かんたんか)
肝胆火は肝と胆の熱が盛んでいる状態を言う。肝胆が表裏の関係があり、肝熱が胆に移し、肝胆の熱 …

肝胆湿熱(かんたんしつねつ)
肝胆湿熱証とは、湿熱が肝胆に蘊結した証候を指す。肝胆湿熱証の原因は主に三つある。1.湿熱の …

肝熱(かんねつ)
肝熱とは肝に熱邪があるか、気鬱が熱になって起きる(肝鬱化火)病変を指す。臨床では、爪甲の色 …

肝熱痿軟(かんねついなん)
肝熱痿軟とは、肝熱により発症する痿証を指す。臨床では、口苦、脇が激しい刺痛、筋膜乾急、筋縮 …

寒熱往来(かんねつおうらい)
寒熱往来とは、悪寒がするときに発熱せず、発熱する時悪寒せず、悪寒と発熱が交互に出現し、定期 …

寒熱錯雑(かんねつさくざつ)
寒症と熱症が交錯して同時に現れることをいう。病理現象は、上熱下寒・上寒下熱・表熱裏寒・表寒 …

寒熱転化(かんねつてんか)
寒熱転化とは、寒証から熱証へ、熱証から寒証へ転化する病理状態を指す。寒証から熱証への転化と …

寒痺(かんひ)
痺証のひとつで、「痛痺」ともいう。 病因は、風寒湿の三邪のうち、寒邪が偏勝し気血を凝滞させ …

肝脾不調(かんぴふちょう)
肝脾不調とは肝失疏泄と脾失健運で、両臓の協調の関係、肝脾の機能が乱れてしまう状態を指す。臨 …

肝脾不和(かんひふわ)
肝脾不調を参照。

肝風(かんふう)
肝風内動を参照。

肝風挟痰(かんふうきょうたん)
肝風挟痰とは、疾病の発展途中で生じた肝風に痰を伴う病理状態を指す。風痰が廉泉(経穴で、喉頭 …

肝風内動(かんふうないどう)
肝風、内に動ず。「肝風」は動揺、めまい、抽搐などの病変の過程中に現れる症状をいい、「肝風」 …

肝陽(かんよう)
肝の陽気。主に肝の機能活動面における変化の状況を指す。正常では、肝陽は肝陰と相対的平衡を保 …

肝陽化火(かんようかか)
肝陽、火に化す。木鬱化火の臨床表現と基本的には同じ。肝陽上亢が更に発展した状態で、陽が亢進 …

肝陽化風(かんようかふう)
肝陽化風とは、肝の陽気の上昇を制御できず肝陽は亢進し(陽亢という)、風と化して内動するとい …

肝陽上亢(かんようじょうこう)
肝陽、上亢す。肝陽上亢とは、腎陰が肝を滋養できない、或いは肝陰不足で陰不制陽により肝陽が昇 …

肝陽偏旺(かんようへんおう)
肝陽上亢を参照。

甘瀾水(かんらんすい)
水を容器に入れた、ひしゃくで水を汲んではこぼすことを繰り返すと、水面に水玉が浮かぶが、この …

寒痢(かんり)
暑さのため生ものや冷たいものの過食や涼を求めすぎて寒気が渋滞し、脾陽が傷つけられて生じる。 …

寒慄鼓頷(かんりつこがん)
寒慄とは、寒気がして鳥膚が立つという症状を指す。鼓頷とは、顎をガチガチさせる現象を指す。こ …

(き)
①奇病、奇邪という場合は、異常な疾病を指す。②偶の対、単(奇数)を指す。

(き)
気は三つの意味がある。1.常に絶えず運動している活力の強い精微物質で、水穀の気などを指す。 …

(き)
肉と同義で体表の皮膚(皮下組織を含む)に連なる筋肉を指す。

気陰両虚(きいんりょうきょ)
気陰両虚とは、熱性病や、ある種の慢性又は消耗性疾病の過程で出現する陰液と陽気が共に消耗損傷 …

気鬱(きうつ)
気鬱とは、気機の鬱結を指す。その多くは情志の刺激、気血の失調と関与する。臨床では、肝気鬱結 …

気鬱化火(きうつかか)
気鬱化火とは、気鬱が長引き陽気が熱に化すという火熱内生の病理を指す。

気癭(きえい)
癭病の一種。頸部の片側或は両側に生じる瀰漫性の腫大を指す。本病は、単純性甲状線種に類似して …

気癭(きえい)
癭病の一種。頸部の片側或は両側に生じる瀰漫性の腫大を指す。本病は、単純性甲状線種に類似して …

気営両燔(きえいりょうはん)
気営両燔とは、気分と営分の邪熱が熾盛である病機を指す。臨床で、壮熱、煩渇、意識の昏迷、舌質 …

喜温喜按(きおんきあん)
喜温喜按とは、温めたり圧すると心地よいという意味である。

気化(きか)
気は生命活動を維持する為の基礎となる物質である。気の運動と共に発生するエネルギーの転化を気 …

気化作用(きかさよう)
「気化」には、気の運動形式と物質の転化の意味が含まれる。① 気の運動形式気には四つの運動形 …

気化不利(きかしてりせず)
気化不利とは水腫・排尿障害の病理の一つである。小便の排泄は腎と膀胱の気化作用に頼っており、 …

気陥(きかん)
気陥とは、気の上昇及び昇挙の力が不足して逆に気の下降が過ぎる病理状態を指す。気陥は気虚の病 …

気陥証(きかんしょう)
気陥証とは、気虚のため引き挙げる力がなくなり、逆に下陥することにより発生した証候を指す。 …

気機(きき)
通常は、ひろく気の機能活動を指す。時には臓腑の気の運行通路をさすこともある。

気機不利(ききふり)
気機不利は広義と狭義の意味がある。 広義では臓腑の機能活動の障害を指す。 心と肺、脾と胃腸 …

気逆(きぎゃく)
気逆とは、臓腑の気が気機の下降が間に合わず逆上による病理状態を指す。主に肺、胃、肝に気逆の …

気逆証(きぎゃくしょう)
気逆証とは、気機の昇降が異常になったもので、逆流して上へ上がることで起きた証候を指す。臨床 …

気火上逆(きぎゃくじょうぎゃく)
肝火犯肺を参照。

気虚(ききょ)
気虚とは元気の損傷により、臓腑機能が低下し臓腑機能の失調、疾病に対する抵抗力が低下した病理 …

季脇(ききょう)
季脇はまたの名を季肋(きろく)、軟肋(なんろく)。第十一、第十二番肋骨の末端の軟骨部分に相 …

気怯(ききょう)
「怯」は虚弱或はびくびくするとういう意味。胆気が不足すると驚きやすくなったり、或いは中気の …

気虚下陥(ききょかかん)
中気下陥を参照。

気虚血瘀(ききょけつお)
気虚血瘀とは、気虚により血の運行が緩慢になり、円滑に流れなくなる病理状態を指す。 臨床では …

気虚耳鳴(ききょじめい)
気虚耳鳴とは、気虚或いは中気下陥による耳鳴を指す。《霊枢・口問》では、「耳は宗脈の集まると …

気虚証(ききょしょう)
気虚証とは、臓腑の機能が減退することによって発生した証候を指す。気虚証は主に慢性疾患、慢性 …

気虚頭痛(ききょずつう)
気虚頭痛とは、気虚により引き起こされる頭痛を指す。 気虚による頭痛の特徴は慢性頭痛で、過労 …

気虚則寒(ききょなればかん)
気虚則寒とは、気虚で臓腑を温養することができないため、臓腑の活動も相応に減弱となり、代謝機 …

気虚中満(ききょなればちゅうがみつる)
脾は中焦の運化を主る。脾胃が気虚になると健全な運化が失われ、腹部脹満になりやすい。主に食欲 …

気虚不摂(ききょふせつ)
気不摂血証とは、気虚のため血液を統摂できず、出血を引き起こす証候を指す。気不摂血証の形成原 …

気虚崩漏(ききょほうろう)
気虚崩漏とは、気虚不摂によりひき起こされた陰道からの出血を指す。臨床では、出血多量或は継続 …

帰経(きけい)
それぞれの生薬が有する、ある特定の臓器及び経絡に特に親和性を持つ性質を指し、生薬がどの臓腑 …

奇経(きけい)
人体の経脈で、その中には八本あり、「奇経八脈」ともいう。「奇経」は気血運行を調節する特殊な …

奇経八脈(きけいはちみゃく)
人体の経脈で、その中には八本あり、「奇経八脈」ともいう。「奇経」は気血運行を調節する特殊な …

気結(きけつ)
二つの意味がある。①脾気の鬱結を指す。憂慮が過ぎると、脾気を鬱結させ、運化作用が正常でなく …

気厥(きけつ)
気病によってひき起こされる厥証を指す。気虚、気実の違いがある。

気血失調(きけつしっちょう)
気血失調とは、気と血の相互協調を失う病理を指す。正常では、気血は相互に依存し気により血を生 …

気血不栄経脈(きけつふえいけいみゃく)
気血不栄経脈は、気血が経脈を栄養できなくなることを意味する。気血不栄経脈とは気血衰弱及び気 …

気血両虚(きけつりょうきょ)
気血両虚とは、気虚と血虚が同時に起きる病理状態を指す。気血両虚を招く原因は主に三つある。1 …

気血両虚証(きけつりょうきょしょう)
気血両虚証とは、気虚と血虚が同時に存在する証候を指す。気血両虚の形成は主に慢性疾患が治らず …

気血両燔(きけつりょうはん)
燔とは火勢が盛んなことを指す。気血両燔とは、気分と血分の熱盛が同時に存在する病理状態をいう …

気鼓(きこ)
鼓脹のひとつ。①脾虚気滞によるものは、胸腹が脹満して不快、押すと柔らかい、気逆、噯気を伴う …

奇恒(きこう)
揆度奇恒ともいう。「揆度(きたく)」はおしはかる、はかり考えるの意味。「奇」は特殊なもの、 …

喜光(きこう)
喜光とは、目を開けて光を好むという現象を指す。その多くは陽証に属する病証である。

奇恒の府(きこうのふ)
脳・髄・骨・脈・胆・女子胞(子宮)を指す。 「奇恒の腑」の「奇恒」とは常と異なるを意味する …

肌衄(きじく)
「汗血」ともいう。血液が全身の汗孔より出る。火毒が内に盛んで、血液が循行路を失い溢れ出る。

奇邪(きじゃ)
①邪気の性質が特異で、発病の法則が一般と異なるものを指す。②不正の気を指す。

気少(きしょう)
気虚を参照。

気上衝(きじょうしょう)
気、上衝す。気上衝には二つの意味がある。1.人体の正気が充実し、外邪を感受しても、瀉下薬を …

気上衝心(きじょうしょうしん)
気上衝心とは、気が下腹部から心胸部へ上がって衝くように病人が自覚する症状を指す。その多くは …

気随血脱(きずいけつだつ)
気隨血脱は大量の出血によって発生する気脱の病理状態を指す。多量に出血すると血に伴って気も一 …

気隨津泄(きずいしんせつ)
気隨津脱を参照

気隨津脱(きずいしんだつ)
気隨津脱は大量の汗、激しい泄瀉、嘔吐などに伴い正気が漏出し気脱を引き起こす病理状態を指す。 …

気随津脱(きずいしんだつ)
気随津脱とは、大汗・大吐・大瀉等によって津液を大量に消耗する際に、気もまた津液に随って大量 …

喜則気緩(きすなわちきかん)
喜べば気が緩む。気緩とは心気が弛緩することを意味する。喜びは、人の精神を興奮させ、心情をの …

気疝(きせん)
昔の病名。主要な症状は初めに陰嚢の一方が陥没し腫痛、腰部にまで痛みが及ぶ。過度に怒る、過労 …

肌腠(きそう)
①筋肉の細かいあやを指す。筋肉の組織の隙間のことである。肉腠又は分理ともいう。②広く肌表の …

気滞(きたい)
体内の気の運行がのびのびと行かず体の一部に阻滞(鬱滞気機という)され、気の上下出入の運動が …

気滞血瘀(きたいけつお)
気滞血瘀とは、気滞と血瘀が同時に発生する病理を指す。気滞血瘀の原因は三つある。1.肝の疏泄 …

気滞血瘀(きたいけつお)
気滞血瘀とは、気機が鬱滞したため血行が滞る証候を指す。 気滞血瘀の原因は二つある。 1.情 …

気滞証(きたいしょう)
気滞証とは、人体の一臓腑、あるいは一部位の気機が阻滞され、円滑に運行しなくなった証候を指す …

揆度奇恒(きたくきこう)
「揆度(きたく)」はおしはかる、はかり考えるの意味。「奇」は特殊なもの、「恒」は普通を意味 …

気脱(きだつ)
気脱とは、気が内守できず体内から脱する(外脱という)病理状態を指す。気脱の病理要点は気の固 …

気脹(きちょう)
腹部が脹満する症状を「脹」といい、気が滞るによって腹部の脹満をひき起こすことを「気脹」とい …

気腸(きちょう)
腹部が脹満する症状を「脹」といい、気が滞るによって腹部の脹満をひき起こすことを「気脹」とい …

気脹墜痛(きちょうついつう)
気脹墜痛とは、脹り、痛みともに重く垂れ下がるような感覚を伴う様子を指す。

肌肉軟(きにくなん)
五軟を参照。

気熱灼津(きねつしゃくしん)
気熱、津を灼す。気熱灼津とは、上焦気分の邪熱が津液を薫灼し津液を傷付ける病理を指す。臨床で …

気能生津(きのうせいしん)
気能生津とは、津液の生成が脾胃の気の運化作用に依頼することを指す。津液は摂取した飲食物が胃 …

気の昇降(きのしょうこう)
気の昇降とは気の上昇と気の降下という動きを指す。気の動きの形は昇、降、出、入がある。気の昇 …

気の枢(きのすう)
気の枢とは、気機の枢機を指し、気機の方式は上下出入がある。脾は上昇し、胃は和降し、両者は気 …

気薄(きはく)
薬物の性質を指す。比較的淡薄なもの性質を持つ意味である。

気痞(きひ)
無形の虚気が脹や満をひき起こすことを「気痞」という。

肌痺(きひ)
肌肉の症状を主とする痺証を指す。「肌痺」ともいう。臨床では皮膚のしびれなどが現れ、風、寒、 …

気病(きびょう)
気病証候は、気虚、気陥、気滞、気逆がある。

既病防変(きびょうぼうへん)
既病防変は疾病が発生した際には、早期に診断と治療を受けることで疾病の発展と伝変を防止するこ …

肌膚甲錯(きふこうさく)
皮膚甲錯とは、皮膚が乾燥して粗くなり、魚鱗のようの状態をいう。皮膚甲錯で目の周りが黯黒色を …

津不載気(きふさいき)
気隨津脱を参照

肌膚蒸熱(きふじょうねつ)
肌膚蒸熱とは、皮膚が蒸すような熱っぽい感覚を指す。

気不摂血(きふせっけつ)
気不摂血とは、気が不足し血を固摂する作用が低下し、血が経脈中を循環せず脈外へ溢れる病理状態 …

気分(きぶん)
①気分証の略称。温熱病の衛気営血弁証における実熱の段階。主として中焦の病変をさすが、肺・胆 …

気分証(きぶんしょう)
気分証とは、温熱病の進展過程のひとつで、温熱病が衛分証から発展して熱と化し大部分がた段階を …

気分熱盛(きぶんねつせい)
気分証を参照。

気閉(きへい)
気閉とは気鬱が極まり、気の外出が阻まれる病理状態を指す。また閉厥(へいけつ)ともいう。気閉 …

気味(きみ)
薬気と薬味を含めた言い方である。薬物の気味は比較的複雑で異なっているため、その作用も異なる …

気味陰陽(きみいんよう)
四気、五味、及び昇降不沈の陰陽の属性をいう。四気のうち熱と温は陽に属し、寒と涼は陰に属する …

鬼門(きもん)
玄府を参照

(きゃく)
①「先」の反対語、延長した後の意。②人体に侵入した邪気を指す。③留まる、滞在する意。

脚気(きゃくき)
脚気は外感風湿毒、飲食厚味が原因で発生する。 病理特徴は積湿生熱が大腿と脚(足)に入り、臨 …

瘧疾(ぎゃくしつ)
寒戦、壮熱、汗出、定期的に起きるなどを特徴とする。本病は、夏季や秋季、山林地帯などの発生し …

瘧邪(ぎゃくじゃ)
瘧疾の病邪をいう。

客邪(きゃくじゃ)
人体を侵害する邪気を指す。外からくるので、この名がある。

逆治(ぎゃくち)
正治を参照

逆伝(ぎゃくでん)
「順伝」と対立する。温病が伝入し順伝の場合は、衛分から気分へ伝わり、気分から血分に伝わる。 …

逆伝心包(ぎゃくでんしんほう)
葉天士の《温熱論》から出典。温病の伝達、変化の別の法則である。病邪が比較的重く発病するとす …

脚軟(きゃくなん)
五軟を参照。

客熱(きゃくねつ)
邪熱のことういう。邪気が身体を侵襲することを客人のようで、身体の正気は主人である。すべて外 …

瘧母(ぎゃくぼ)
瘧疾が長期間に渡り治癒せず、気血の損傷を招き瘀血が脇下に凝結して痞塊を形成したものを「瘧母 …

久瘖(きゅういん)
瘖は失音が生じ、舌がこわばって話すことができない状態を指す。久瘖は長く失音、舌がこわばって …

急黄(きゅうおう)
瘟黄証候を参照。

急黄(きゅうおう)
脾胃にもともと積熱があり、湿熱の毒が極めて盛んで津液を灼傷し、営分、血分に内陥し、邪が心包 …

九竅(きゅうきょう)
①眼二つ、耳二つ、鼻孔二つ、口、前陰、後陰の計九孔を指す。②≪難経・三十七難≫では、眼二つ …

急驚風(きゅうきょうふう)
小児科で見られる病症のひとつ。多くは急性の熱病に属し、発病は迅速である。 原因は六淫に外感 …

鼽衄(きゅうじく)
「鼽」は急に鼻がつまり、鼻が痒く、澄んだ鼻水を流して、くゃみことをいう。「衄」は、鼻血を指 …

急則治標、緩則治本(きゅうすなわちちひょう、かんすなわちちほん)
治則を指す。急なれば則ち標を治し、緩なれば則ち本を治す。疾病の過程は複雑で、往々にして矛盾 …

急則治標(きゅうそくちひょう)
急なれば標を治す 二便不通、大出血などの急性症状を引き起こした場合の治療原則である。 これ …

休息痢(きゅうそくり)
下痢が起きたり止んだりして、長期間治癒しないのでこの名がある。原因は、止渋薬の使用過多、治 …

救脱(きゅうだつ)
救脱は「救陽」と「救陰」に分けられる。 1.救陽は、回陽救逆を指す。2.救陰は、亡陰を治療 …

急者緩之(きゅうなるものはこれをかんす)
急なる者は之を緩す。「急」はひきつる証候で、「緩」はひきつる証候を緩解することをいう。例え …

久熱傷陰(きゅうねつしょういん)
久熱傷陰は久熱、陰を傷めると翻訳される。久熱傷陰は邪熱が滞留して退かず、津液を焼き陰津が損 …

久病(きゅうびょう)
久しく治癒しない疾病を指す。新病に対して久病ともいう。

久病及腎(きゅうびょうきゅうじん)
久病及腎は病理変化のひとつ。久病とは、久しく治癒しない疾病を指し、及腎の「及ぶ」は到達する …

久痢(きゅうり)
痢疾が長期間治癒しないものをいう。多くは脾腎陽虚、中気不足によって生じる。臨床では大便に常 …

驚悸(きょうき)
驚悸は、外部からの刺激を受けて心中がどきどきする病状で心悸にのひとつ。これは外来の驚恐・悩 …

胸脇苦満(きょうきょうくまん)
胸脇苦満とは、胸脇が脹ったように苦しいという症状を指すこの症状は半表半裏に多く見られる。

胸脇支満(きょうきょうしまん)
胸脇部のつかえ感と膨満感で不愉快な感覚。肝胆の機能不全で、 胆火内鬱状態になることが原因と …

驚厥(きょうけつ)
驚厥とは、驚きのあまり、手足が冷えて痙攣を引き起こす様子を指す。

狂証(きょうしょう)
狂証は、笑ったり罵ったり、狂ったことを喋り、内容は支離滅裂、高いところへ登り、衣服を脱いで …

強舌(きょうぜつ)
強舌とは、舌体が硬直し滑らかに動かせず、言葉がどもる状態を指す。また舌体の強硬とも呼ぶ。強 …

恐則気下(きょうそくきか)
恐れれば気が下がる。恐怖の感情により、二つの病理を引き起こす。①上焦の気機は閉塞し気滞を招 …

驚則気乱(きょうそくきらん)
驚けば気が乱れる。気乱とは、気機の乱れを指す。大いに驚くと気機が乱され、気血が調和を失い、 …

胸中之府(きょうちゅうのふ)
背部を指す。ここでいう胸中は五臓を指し、背部に五臓の腧穴があることからこの名がある。

脇痛(きょうつう)
脇痛は、片側或は両側の脇肋部の疼痛を主症とする病証で、臨床でも比較的多く見られる一種の自覚 …

協熱下利(きょうねつげり)
協熱下利とは、表熱が入裏することで起きる泄瀉を指す。 裏寒に表熱が重なり合ってひき起こす泄 …

協熱下痢(きょうねつげり)
協熱利と略称する。裏寒に表熱が重なって引き起こす泄瀉を指す。主要な症状は、形寒身熱、胃脘部 …

胸痺(きょうひ)
胸痺とは、胸部の悶痛、気短、喘息して横になれないなどを主な症状とする疾患を指す。病状には軽 …

驚風(きょうふう)
驚風とは、小児科で見られる病症のひとつ。驚は驚厥を指し、風は痙攣を指す。 小児疾患のなかで …

胸部の痞満(きょうぶのひまん)
胸部の痞満とは、胸部の膨張感があり、胸痛がないという症状を指す。胸部の痞満は寒、熱、虚、痰 …

鏡面舌(きょうめんぜつ)
光滑舌を参照。

鏡面苔(きょうめんたい)
光剥苔を参照。

虚陽上浮(きょうようじょうふ)
虚陽上浮は格陽・戴陽の病理証候と基本的に同じである。腎陽が衰微し、陰が下部に盛んでいるため …

虚火(きょか)
虚火とは、真陰の損失により生じた熱性の病状を指す。臨床では、低熱が生じ、午後の潮熱、手足の …

虚火上炎(きょかじょうえん)
虚火上炎とは、腎陰の欠損により水が火を制さず、虚火が上昇する病理を指す。臨床では、主に喉が …

虚寒証(きょかんしょう)
内寒を参照。

虚狂(きょきょう)
虚狂は、正虚による狂証を指す。

虚虚実実(きょきょじつじつ)
「虚虚実実」は金匱要略・臓腑経絡先後病脈証治第一から由来する。 意味は虚証に瀉薬を用いれば …

魚際(ぎょさい)
魚際とは、親指本節の後ろで肌肉の豊満な部分(母指球)を指す。魚際は手太陰肺経に属し、魚際の …

虚実(きょじつ)
虚実とは、虚と実を指す。これは人体の抵抗力の強弱と病邪の盛衰及び体内の正気と病邪との闘争の …

虚実混雑(きょじつこんざつ)
虚実混雑とは、正気虚と邪気実が共存する病理状態を指す。疾病の発生と発展の経過では、病機の虚 …

虚実転化(きょじつてんか)
虚実転化には主に三つの病理変化がある。1.虚によって実の病理状態が生じる。これは虚から実へ …

袪邪(きょじゃ)
袪とは、除去することを指す。 袪邪とは、邪気を除去することを指す。 袪邪に属する治療方法は …

虚瀉(きょしゃ)
虚瀉とは、脾腎陽虚で幾日も下痢する事によって生ずる泄瀉を指す。 臨床では、食べると下しやす …

虚証(きょしょう)
「虚」は、「正気」が虚損し、「正気不足」が病理に反映したものを指す。 体の気、血、津液や臓 …

虚喘(きょぜん)
喘証のひとつで実喘と虚喘に分けられ、虚喘はさらに肺虚と腎虚の区別がある。 肺虚では主気でき …

虚脱(きょだつ)
脱証に属する病理変化である。 長期間の疾病により精気が次第に消滅する場合は「虚脱」といい、 …

虚熱(きょねつ)
虚熱とは、主に「陰気」(精・血・津液を含む)の不足、及び陰虚のため陽を制約できない病理状態 …

虚熱証(きょねつしょう)
虚熱証は、体内の陰液が虧虚(減少し弱まる)となって起きる証候を指す。 臨床では、両顴紅赤、 …

虚風内動(きょふうないどう)
病変の過程中で、津液の欠損、水液が少なく血が枯れる、失血、血が筋を滋養しない、肝腎不足、陰 …

虚陽不斂(きょようふれん)
虚陽上浮を参照

虚里(きょり)
虚里は左側乳房の直下三寸にあり、二つの意味がある。①「胃の大絡」の名称で、十六絡脈の一つ。 …

気痢(きり)
実証と虚証の区別がある。実証は、湿熱が鬱結し気機が通暢しないことによって生じ、糞便が濃くて …

気瘤(きりゅう)
皮膚に隆起する一種の種塊。大きさは一定せず、質は柔らかい、皮膚の色は変化しない。軽い腫痛感 …

気淋(きりん)
淋証の類型のひとつ。主要な症状は下腹部から陰嚢に渡って腫痛や小便が出渋る、或いは排尿後に疼 …

気輪(きりん)
白睛を参照。

筋痿(きんい)
痿証の一種。肝気熱盛によって肝陰不足し、或いは過度に腎精が消耗されて筋と筋膜の栄養が失われ …

近血(きんけつ)
近血の特徴は便の血が鮮紅色である。病理特徴は、腸からの出血である。

筋惕肉瞤(きんてきにくじゅん)
肌肉が痙攣してぴくぴく動くこと。病理は発汗過多によって陽気と陰液が耗傷したものであるが、身 …

金破不鳴(きんはふめい)
金、破して鳴かず。肺気が損傷し声がかすれて出なくなる病理を指す。肺は気を主り、腎は納気作用 …

筋痺(きんひ)
病名である。 1.風寒湿邪が筋膜を侵襲して引き起こされた痺証を指す。 2.肝痺を指す。 3 …

口の粘膩(くちのねんじ)
口の粘膩とは、口の中がベトベトする病状を指す。また、口膩ともいう。その病理は脾胃湿熱である …

君火(くんか)
心火を指す。心は「君主の官」なのでこの名称がついた。

君主の官(くんしゅのかん)
心を指す。

(けい)
形体のこと。身形と体質をいう。

(けい)
痙とは、熱性病の進行過程で背が強ばり反り返る、歯を食いしばって口を噤んで開かないなどの症状 …

形寒(けいかん)
形寒とは、体の胴体が冷たい現象を指す。形寒は主に裏寒証に見られる。

形気(けいき)
形は形体(身形と体質)、気は臓腑組織の機能。正常状態では形と気は相互に協調し合っているが、 …

痙厥(けいけつ)
痙厥とは、意識不明と共に痙攣する状態を指す。

経行頭痛(けいこうずつう)
経行頭痛とは、月経期或いは月経前及び月経後に頭痛を主証とする病証を指す。 虚実がああり、月 …

経行泄瀉(けいこうせっしゃ)
月経前方は来朝時に大便泄瀉となる病証。月経が始まると泄瀉となり月経が終わると泄瀉が止まる。 …

経行乳房脹痛(けいこうにゅうぼうちょうつう)
経行乳房脹痛とは、月経期或いは月経の前に乳房脹満と脹痛を主証とする病証を指す。 月経周期に …

瘛瘲(けいしょう)
瘛瘲とは、手足を痙攣やひきつりで、絶え間なく伸ばしたり縮めたりする状態を指す。

経隧(けいすい)
経脈のこと。

形痩食少(けいそうしょくしょう)
形痩食少とは、体痩で食が細いという病状を指す。臨床では、主に脾胃気虚に見られる。

形体(けいたい)
体形と体質を指す。臨症上、体形の肥痩、形態の特徴、体質の強弱を観察して弁証論治の参考の一つ …

痙病(けいびょう)
項背強急、四肢抽搐、甚だしい場合口噤、角弓反張などが見られる病気をいう。

下焦(げしょう)
一般に幽門(胃の下口)以下の部位と臓腑を指す。腎、膀胱、小腸、大腸を包括する。病理では、ま …

下焦湿熱(げしょうしつねつ)
湿熱下注を参照。

下焦は瀆の如し(げしょうはどくのごとし)
「下焦は瀆の如し」とは、主に、腎と膀胱の排尿作用、腸道の排便作用を指す。「瀆」とは、下焦の …

(けつ)
血(けつ)は、営気と津液によって構成され脈管中を行く赤い液状物質を指す。血は生命を維持する …

(けつ)
①気が逆行して下から上に行くことで、通常は腹部から心脇部に上がることを指す。多くは寒邪が原 …

血為気母(けついきぼ)
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厥陰経頭痛(けついんけいずつう)
厥陰経頭痛とは、頭頂痛を指す。

厥陰頭痛(けついんずつう)
平素から胃気が虚寒で肝胃不和を招き、肝気が胃中の寒濁の気に混ざり厥陰経脈を上衝して生じる頭 …

血癭(けつえい)
癭の一種。血喉部にできた癭塊に血脈の結びつきが堅調に現れる。心火血熱によって生じる。

血瘀(けつお)
血瘀とは、血液の運行が緩慢或いは不暢の病理状態を指す。「血瘀」が臓腑や経絡に発生する場合、 …

血瘀痿(けつおい)
血瘀痿とは、瘀血による痿証と指す。 【証治匯補】では、産後で悪露が排出しきれないこと、また …

血瘀証(けつおしょう)
血瘀証は瘀血が体内に滞って起きた病変を指す。 瘀血には主に二つある。 1.経脈から離れた( …

血瘀水停(けつおすいてい)
血瘀水停とは、血脈瘀滞による津液輸布の故障で水液の停聚を引き起こす病理状態を指す。臨床では …

血瘕(けつか)
1.婦人の癥瘕病の一種。月経期に邪気と血が結聚して経絡が阻まれる為生じる塊。臨床症状は、下 …

血虚(けっきょ)
血虚とは血液不足による滋養作用の低下という病理状態を指す。血虚の原因は主に四つある。①失血 …

血虚痿(けっきょい)
血虚痿とは、産後或いは失血による血虚で筋を養われず生じた痿証を指す。の病证名。臨床では、手 …

結胸(けっきょう)
【傷寒論】に出ている。邪気が胸中に結ばれる症状を指す。主な症状には二種類あり、一つは胸脇部 …

血虚頭痛(けっきょずつう)
内傷頭痛のひとつ。血虚頭痛とは、血虚により引き起こされる頭痛を指す。血虚による頭痛の特徴は …

血虚生風(けっきょせいふう)
血虚生風とは、生血不足や失血過多、久病のため営血を消耗し、肝血が不足によって筋脈が養われず …

月経後期(げっけいこうき)
月経後期とは月経の来潮が平時の周期より一週間以上遅れることを指す。 連続的に二か月以上、月 …

月経先期(げっけいせんき)
月経先期とは月経の来潮が平時の周期より一週間以上早まることを指し、甚だしい場合は一月に二回 …

月経先後無定期(げっけいせんごむていき)
月経先後無定期とは、正常に周期通りに来潮せず、月経の来潮が平時の周期より一週間以上遅れる或 …

月経病(げっけいびょう)
婦人病のうち月経に関する各種の病証を指し、月経の経期、月経量、月経の色、月経の質などに異常 …

血証(けつしょう)
肌肤に滲出して形成される疾患を指す。共通した病理変化は、火熱薫灼による迫血妄行と気虚不統血 …

厥頭痛(けつずつう)
肝厥頭痛を参照。

血燥虚熱(けっそうきょねつ)
血燥虚熱とは、血虚不潤による乾燥、陰血不足による虚熱の病理状態を指す。臨床では、心煩、鼻と …

血燥生風(けっそうせいふう)
血燥生風とは、血虚により血が乾燥して引き起こされる内風の病理状態を指す。「血燥虚熱」の症状 …

血脱則気脱(けつだつそくきだつ)
血脱則気脱とは、血脱すれば、気脱すという意味で、出血過多で陽気が虚脱する病理を指す。気と血 …

血痰(けつたん)
血痰は痰のなかに鮮紅色の血が混ざるものを指す。血痰は熱傷肺絡(熱が肺の絡脈を傷付けて出血し …

結痰(けつたん)
鬱痰を参照。

決断を主る(けつだんをつかさどる)
「胆は決断を主る」とは、胆の働きにより事物の判断や決定が行われ、精神意識、思惟活動を管理し …

決瀆の官(けつどくのかん)
三焦を指す。瀆は溝、水道を意味する。決瀆とは水道を通るようにすることを意味する。張景岳の説 …

缺乳(けつにゅう)
缺乳とは、産後に乳汁が非常に少ない或いは全くない病証を指し、虚証と実証に分けられる。 虚証 …

血熱(けつねつ)
血熱とは、血液に熱があることを意味する。血熱によって血行が加速する、脈動の拡張、血液妄行正 …

血熱妄行(けつねつもうこう)
血熱妄行とは、血分の熱が脈絡を灼傷して血液が溢出する病理を指す。臨床では、鼻血、吐血、咳血 …

血之府(けつのふ)
血脈を指す。血は経脈の中に集まるのでこの名がある。

血の府(けつのふ)
血脈を指す。

血痺(けつひ)
血痺は身体局部に麻痺や疼痛のある病証。平素から過労があり、汗出して腠理が開き易く虚邪に侵犯 …

血病(けつびょう)
血病の証候は主に血虚、血瘀、血熱、血寒である。

血府(けっぷ)
血脈を指す。血は経脈の中に集まるのでこの名がある。

血分証(けつぶんしょう)
血分証は熱病の病状が最も重い段階であり、普通営分証が一歩進んだもので、病理特徴は真陰(腎陰 …

血輪(けつりん)
血輪は内目眦と目外眦の血絡(赤い肉の部分)である。この血絡は、血の精により生じる。血輪は心 …

懸飲(けんいん)
懸飲は痰飲が脇下に停留して肺の宣通が失調となり、飲が胸脇に停滞して絡気不和などが生じる病証 …

眩暈(げんうん)
眩は目の前がくらくらすること、暈は頭がくらくらすることを指す。眩暈では、軽い状態と重い状態 …

原気(げんき)
元気を参照

元気(げんき)
「元気」とは、「先天の精気」と「後天の精気」が腎の中で作った「気」を指す。 また、原気をも …

元気虚弱(げんききょじゃく)
元気虚弱とは臓臓の虚損、重病、長患いによる元気の損耗によって引き起こす病理変化を指す。臨床 …

元神の府(げんじんのふ)
脳を指す。「元」は頭(かしら)を意味する。「元神」とは人体の高級中枢神経の機能活動を指す。 …

肩息(けんそく)
呼吸困難で、肩を上げて呼吸を助ける状態を指す。哮証と喘証(喘息)の病人などでよくみられる。

元府(げんふ)
元府とは、汗孔を指す。また「玄府」 、「鬼門」、「気門」とも称する。 鬼は古くには魄に通じ …

健忘(けんぼう)
心血の虚や心気不足により記憶力の減退を引き起こしたものを指す。

眩冒(げんぼう)
眩冒とは、ぼんやしして頭が重く、目がかすんだり目星がでるものを指す。

後陰(こういん)
肛門部を指す。

光瑩舌(こうえいぜつ)
光滑舌の別名。光滑舌を参照

光滑舌(こうかつぜつ)
光滑舌は舌面が鏡面のように滑らかで、舌苔がない状態で「鏡面舌」または「光瑩舌」とも呼ばれる …

光滑苔(こうかつたい)
光剥苔を参照。

口渇多飲(こうかつたいん)
口渇多飲とは、明らかに喉が渇いており、飲む水の量も多い病状を指す。口渇多飲は津液がひどく傷 …

口渇不多飲(こうかつふたいん)
口渇不多飲は口渇があるが多量には飲まないという意味で、口渇不多飲の特徴は、口の乾燥や口渇を …

口甜(こうかん)
口甜とは、口の中が甘く感じる病状を指す。その病理は脾胃湿熱である。甘味は脾に入る。湿熱が脾 …

口鹹(こうかん)
口鹹とは、口中が塩辛く感じる症状を指す。口鹹の多くは腎病と寒証に属する。塩味は腎へ入り、腎 …

口眼喎斜(こうがんかしゃ)
口眼喎斜とは、顔面筋肉の患側が緩み、健側が引きつり、患者の目や口が閉じず、眉をひそめたり頬 …

口苦(こうく)
口苦とは、口が苦いという病状を指す。口苦の多くは熱証と胆熱証に属する。熱証の病理特徴は、火 …

口苦泛悪(こうくはんお)
口苦泛悪とは、苦いものが口に込み上げる感覚を指す。

光紅無苔(こうこうむたい)
光紅無苔は紅舌に属する舌象である。光紅無苔の特徴は舌色が鮮紅色で、舌苔が無い、つやがあり光 …

口膩(こうじ)
口の粘膩を参照。

合邪(ごうじゃ)
合邪とは、二種、或いはそれ以上の邪気が人体を侵襲した場合と病証を招く病因が二種以上の邪気に …

項弱(こうじゃく)
項弱とは、後頸部に力がなく頭を上げるのに無力な現象を指す。項弱は正気虚及び腎気足という病理 …

口中粘膩(こうじゅうねんじ)
口の粘膩を参照。

哮証(こうしょう)
哮証は発作的に痰鳴気喘する疾患である。発作時は喉中から喘鳴音がし、呼吸が逼迫して困難となり …

紅星点(こうせいてん)
点刺舌を参照。

紅舌(こうぜつ)
紅舌とは、舌色が紅色、ひどければ鮮紅色になった状態を指す。紅舌の多くは実熱証を表す舌象であ …

絳舌(こうぜつ)
絳舌とは、紅舌より濃い赤という状態を指し、絳舌は、外感と内傷を表す舌象である。外感病の場合 …

剛臓(ごうぞう)
肝を指す。剛臓の剛は硬く強く、怒りやすいという意味である。肝の陽気は上昇、動きやすいという …

口淡(こうたん)
口淡とは、口の中で味に乏しいという病状を指す。口淡の病理は主に脾胃気虚である。臨床では、食 …

口淡乏味(こうたんぼうみ)
口淡を参照。

口中酸臭(こうちゅうさんしゅう)
口中酸臭とは、口から酸っぱい臭いがする症状を指す。口中酸臭の多くは傷食に属する。口中酸臭の …

口中泛酸(こうちゅうはんさん)
口中泛酸とは、口の中が酸っぱく感じる病状を指す。口中泛酸の病理は肝胃蘊熱である。酸味は肝へ …

紅点舌(こうてんぜつ)
紅点舌とは、舌縁や舌尖に赤い点がある状態を指す。淡紅の紅点舌と白膩乾苔が同時に見られる場合 …

後天の精(こうてんのせい)
「後天の精」は、誕生してから飲食物を摂取し、脾胃の運化作用によって化生した水穀の精気を指す …

後天の本(こうてんのもと)
人体の生命活動の維持は、飲食による栄養に頼っているので脾を後天の本であるという。後天の本と …

口軟(こうなん)
五軟を参照。

光剥苔(こうはくたい)
光剥苔は、舌苔の一部または全部が剥落し、舌面が鏡のような状態をいい、「光滑苔」、「鏡面舌」 …

口糜(こうび)
口糜とは、唇内と口腔粘膜に、灰白色の小さな潰瘍が現れ、周辺が紅く、局部に刺痛がある現象を指 …

光剥苔(こうらくたい)
舌苔の剥落を参照。

五気化火(ごきかか)
五気化火には、二つの意味が含まれている。1.風、寒、暑、湿、燥が長期にわたり体内に鬱してい …

五行(ごぎょう)
五行は「木・火・土・金・水」の五種類の物質関係を指す。中国の古代哲学理論に属する学説である …

穀気(こくき)
水穀の精気、飲食物の精気をいう。また、「水穀の気」と「水穀の精」とも称す。

黒燥苔(こくそうたい)
黒燥苔とは、舌苔色が灰黒で、舌苔が乾燥してトゲのようになり、擦ると取れる状態を指す。淡白舌 …

黒苔(こくたい)
黒苔とは苔色が黒い舌苔を指す。黒苔は灰苔より色が濃い。黒苔の多くは灰苔か焦黄苔が進行したも …

苔の根(こけのね)
舌苔は、胃気と胃陰によって生じ、舌苔は胃気と胃陰の状態などを反映するのである。苔の根がある …

五硬(ごこう)
五硬とは、小児の頭項硬、口硬、手硬、足硬、肌肉硬を指す。臨床では手足氷涼、身体不温という症 …

五更(ごこう)
黄帝内経では一日を二時間ごと十二の時辰(じしん)に区切る時法を用いており、夜の時辰は五更に …

五更泄(ごこうせつ)
五更は午前3時~5時を指し寅の時間。この時間帯で発生した泄瀉を五更泄という。黄帝内経では一 …

五穀の腑(ごこくのふ)
胃は六腑の一つ。胃は主に水穀を受納し、腐熟させる(飲食の消化)。胃が飲食物を受納することか …

五志化火(ごしかか)
五気化火を参照。

固摂作用(こせつさよう)
気の固摂作用とは、体液が漏出するのを防ぐ作用を指す。①血液が脈管の外に溢れないよう制御する …

五善(ごぜん)
瘡癰の予後を判断する要素の一つ。心善とは、精神状態が良い、声がはっきりしている、舌潤沢、口 …

子臓(こぞう)
子宮を指す。

孤臓(こぞう)
二つのいみがある。1、脾臓を指す。《素問・玉機神臓論》に「脾脈は土なり、孤臓は四傍を灌漑す …

五体(ごたい)
脈、皮膚(腠理)、肉、筋、骨を指す。心の体は脈、肺の体は皮膚、脾の体は肉、肝の体は筋、腎の …

呼多吸少(こたきゅうしょう)
呼多吸少の特徴は呼気の方が多く、吸気の方が少ない、呼吸が浅く、息切れを表す。呼多吸少は腎不 …

五奪(ごだつ)
《霊枢・五禁》五奪とは、五種類の大虚の病証を指す。形体と肌肉が痩せて衰えるのが一つめの奪。 …

五遅(ごち)
五遅とは、立遅、行遅、髪遅、歯遅、語遅を指す。立遅は安定して立つことができない。行遅は筋骨 …

鼓脹(こちょう)
鼓脹は腹部が太鼓のように脹れて大きくなる、皮膚の色が萎え黄ばむ、脈絡が表面に現れ、四肢消痩 …

臌脹(こちょう)
臌脹とは、ひどく腹部が脹大して、太鼓のようになり、全身の浮腫と強張るような重い病気を指す。 …

骨痿(こつい)
骨痿とは、腎痿ともいう。 病因は腎熱内盛或いは邪熱傷腎である。 病理は陰精耗損で骨が枯れて …

骨蒸(こつじょう)
骨蒸の「骨」は、深層という意味を表し、骨蒸の「蒸」は燻蒸という意味を表す。骨蒸とは陰虚内熱 …

骨蒸潮熱(こつじょうちょうねつ)
潮熱とは、身体の中から蒸されるような熱感があり、午後~夜間に増強する。骨蒸とは、骨髄から体 …

五軟(ごなん)
発育が遅く知的な能力が不完全なため現れる。五軟とは、頭項軟、口軟、手軟、脚軟、肌肉軟を指し …

五入(ごにゅう)
五味所入ともいう。

枯陪(こばい)
白陪を参照

孤腑(こふ)
三焦のことを指す。孤腑と呼ぶ理由は二つある。①五臓と表裏をなさず、心包絡と表裏を為す。故に …

孤府(こふ)
三焦を指す。六腑の中で三焦だけが五臓と組み合わさらないのでこの名がある。

孤陽上越(こようじょうえつ)
虚陽上浮を参照

五労(ごろう)
①心労・肝労・脾労・肺労・腎労など五臓が疲労することで発生する病症のこと。②労苦と安逸が適 …

五労所傷(ごろうしょしょう)
五労所傷とは、労苦と安逸が適切を欠くことで気血・筋骨の活動が失調しひき起こされる五種類の損 …

昏厥(こんけつ)
昏厥とは、突然倒れる、四肢が厥冷、意識不明、人事不省を招く証候を指す。 病因の違いによって …

昏冒(こんぼう)
昏冒は、意識不明という意味である。

昏僕(こんぼく)
昏僕とは、意識不明になり倒れることを指す。

昏迷(こんめい)
昏迷は意識がはっきりせず人事不省になるという症状である。昏迷を引き起こす病理変化は三つある …