や行の用語一覧

夜間多尿(やかんたにょう)
夜間多尿とは、夜間で尿の回数が多く、排尿の量が多いことを指す。 夜間の排尿回数が2回以上、 …

薬酒(やくしゅ)
酒剤の項を参照。

薬毒(やくどく)
薬毒は薬物が経口、注射、または皮膚粘膜を介して体内に取り込まれた後に皮膚または粘膜に急性の …

薬露(やくろ)
薬露とは、多くは新鮮で揮発性の成分が含有する生薬を、水の中で加熱し沸騰させて蒸留し、取り出 …

火傷(やけど)
火傷はお湯、熱い油、光、電気、火、放射線、化学物質などによる人体への損傷の病証である。火焼 …

薬膏(やっこう)
軟膏の項を参照。

有胃(ゆうい)
有胃(胃気のある)脈の特徴は脈が浮でも沈でもなく、速くも遅くもなく、ゆったりと穏やか、リズ …

遊溢精気(ゆういつせいき)
遊は動いている状態を指し、精気の動いている状態を形容する。溢は満ちて溢れる状態を指し、精気 …

憂鬱(ゆううつ)
憂鬱とは、あることで感情が悲しく苦しく、悲観的な気分になってしまい、生活と仕事に対する情熱 …

有根(ゆうこん)
根のある脈象の特徴は尺脈に沈脈で、力がある。有根ともいう。 尺脈と沈脈で腎に属する。腎は先 …

有根苔(ゆうこんたい)
「苔の根」の項を参照。

有神(ゆうじん)
有神脈の意味である。詳細は有神脈を参照。

有神脈(ゆうじんみゃく)
有神脈(神のある脈)の特徴は、脈が緩(緩脈の意味)かつ柔和で力がある。また有神ともいう。

有頭疽(ゆうとうそ)
中医学の疾患名で、皮膚と筋肉の間に発生する急性膿瘍性疾患を指す。 この病気の特徴は、初期に …

幽門(ゆうもん)
全消化系統中における七つの重要な門の一つである。胃の下口を指す。詳細は七衝門の項を参照。

由表入裏(ゆひょうにゅうり)
表邪入裏の項を参照。

(よう)
癰とは、赤く腫れ高く突出する、熱をもち疼痛がある、周囲の限界が明瞭である、化膿前には瘡頭は …

(よう)
膺とは、前胸部両側の筋肉が隆起したところを指す。

陽萎(ようい)
陰萎の項を参照。

陽痿(ようい)
陽痿とは、陰茎が勃起しない疾病を指す。「陰痿」ともいう。

養陰(よういん)
滋陰の別名である。詳細は滋陰の項を参照。

養陰解表(よういんげひょう)
「滋陰解表」ともいう。養陰薬と解表薬を組合わせ、もともと身体が陰虚であるところに、外邪に見 …

陽黄(ようおう)
黄疸の一種。黄疸は陽黄・急黄・陰黄の区別がある。 陽黄は陽盛熱重で、平素から胃火が偏盛して …

烊化(ようか)
烊化とは、単独に加熱して溶かしてから、滓を取り除いた薬液の中に加えて少し加熱するか、熱いう …

陽癇(ようかん)
1.実熱に偏した癇証の類型のー種である。一般に病人は体質が比較的壮健で、発作は急激に起こり …

用寒遠寒(ようかんえんかん)
因時制宜に属する治療方法のひとつである。用寒遠寒とは、寒性の薬物と食べ物を用いる場合には寒 …

羊癇風(ようかんふう)
癇証の別名である。詳細は癇証の項を参照。

陽気過盛化火(ようきかせいかか)
陽盛有余化火の項を参照。

陽虚(ようきょ)
陽虚とは、陽気の温煦運送と固摂する機能が失われた病理を指す。 臨床では、顔色が淡白、形寒肢 …

陽強(ようきょう)
陽強はペニスが勃起しやすいという症状を指す。

腸虚滑瀉証(ようきょかつしゃしょう)
腸虚滑瀉証とは、大腸の陽気が虚衰して、大便が固摂できなくなった証候を指す。腸虚滑瀉証の原因 …

陽虚水停(ようきょすいてい)
陽虚水停は陽虚のため水湿不化(水湿が代謝されない)となった証候である。陽虚水停の舌診の特徴 …

陽虚水泛(ようきょすいはん)
陽虚水泛とは、肺・脾・腎の陽気が衰微して気不化水(気が水を代謝できず)で水邪が氾濫する病理 …

陽虚痰凝証(ようきょたんぎょうしょう)
陽虚痰凝証は、中医学での証候名称であり、陽気が虚弱し、痰が滞留している状態で引き起こされる …

陽結(ようけつ)
陽結とは、邪熱が胃に入り大便乾燥して固まる陽明腑実証を指す。熱結ともいう。 臨床では、大便 …

養血(ようけつ)
補血の別名である。詳細は補血の項を参照。

養血解表(ようけつげひょう)
養血薬と解表薬を組み合わせ、陰血の不足(病後の血の不足あるいは失血による血の不足)による感 …

陽交穴(ようこうけつ)
陽交穴は下腿外側、腓骨の前方、外踝尖の上方7寸にある。 足少陽胆経絡の穴である。 また、絶 …

腰痠(ようさん)
腰痠とは、腰が重だるい、力がはいらず、軽い鈍痛を伴うような感じを指す。 腰痠は主に腎の虚弱 …

陽事(ようじ)
男子の性生活と性機能を指す。

陽邪(ようじゃ)
陽邪とは、陽の偏勝を引き起こす病邪を指す。陽邪は熱邪、暑邪、風邪、燥邪などを含む。 陽邪の …

癰腫(ようしゅ)
癰の項を参照。

陽暑(ようしょ)
夏季に烈曰のもとで仕事をしたり、長い距離を走ったりして、炎熱を感受し発病する傷暑の証を指す …

陽証(ようしょう)
陽証とは、「陽」の一般的な属性と一致する証候を指す。 八綱の中の表証、熱証、実証はいずれも …

陽勝則陰病(ようしょうそくいんびょう)
陽盛陰衰の項を参照。

陽証転陰(ようしょうてんいん)
陽証転陰とは、陽盛の状態から陽微陰盛の状態になる病理変化を指す。 この状態は亡陽である。

養心安神(ようしんあんじん)
養心安神とは、心血不足、心陰不足、心気不足、心陽不足などにより、生じる心悸して驚きやすい、 …

陽水(ようすい)
水腫病の二大類型の一つであり、実邪の侵襲による浮腫を指す。実邪は風邪・水気・湿毒・湿熱など …

涌水(ようすい)
涌水とは、肺に入った寒邪が腎に移った疾病(内経)を指す。 涌水の症状は浮腫、腹が大きく柔ら …

陽盛(ようせい)
陽の偏勝の項を参照。

陽盛陰虚(ようせいいんきょ)
陽盛陰衰を参照。

陽盛陰衰(ようせいいんすい)
陽盛陰衰とは、陽邪が旺盛になっているうちに陰を損傷する病理状態を指す。 また、陽盛陰虚、陽 …

陽盛格陰(ようせいかくいん)
陽盛格陰とは、体内の邪熱が過剰に旺盛し、体の裏に深く潜伏し、陽気が体内に閉じ込められる。内 …

陽盛血熱証(ようせいけつねつしょう)
陽盛血熱証は血熱証に属するものである。臨床では、月経先期、生理の出血量が多い、血の色が紫紅 …

陽盛有余化火(ようせいゆうよかか)
陽盛有余化火とは、陽気が旺盛で余りがあり、「内熱」を生じる病理を指す。陽気過盛化火ともいう …

陽絶(ようぜつ)
脈搏が寸口の寸部に現われただけで、関部と尺部では脈動を感知できない脈象をいう。《傷寒論・平 …

夭然不沢(ようぜんふたく)
「色悴」の項を参照。

陽臓(ようぞう)
1.陽の盛んな体質の人を指す。通常、「清滋」(滋はうるおすの意)薬で治療するとよい。 2. …

陽損及陰(ようそんきゅういん)
陽が損じ陰に及ぶ。陽損及陰とは、陽の損傷が陰に及ぶという意味で、陽精の損失により陰精の化生 …

陽中求陰(ようちゅうきゅういん)
陽中に陰を求む。 陰陽互根にもとづく治療治法の一つ。従陽引陰(じゅうよういんいん)ともいう …

用熱遠熱(ようねつえんねつ)
因時制宜に属する治療方法のひとつ。用熱遠熱とは、熱性の薬物及び食べ物を用いる場合には熱暑の …

陽熱内盛(ようねつないせい)
陽の偏勝を参照。

陽の偏盛(ようのへんせい)
陽の偏勝とは、陽気の偏盛、機能の亢進、体温が高いなどの病理状態を指す。また、陽盛、陽熱内盛 …

陽の偏勝(ようのへんせい)
陽の偏勝とは、陽気の偏盛、機能の亢進、体温が高いなどの病理状態を指す。また、陽盛、陽熱内盛 …

陽斑(ようはん)
陽斑とは、温病の邪が営分や血分へ入った段階で発疹となったりする病態を指す。陽斑は通常でまた …

陽斑逆証(ようはんぎゃくしょう)
陽斑逆証の特徴は、斑疹がびっしりと分布して、色が真紅や黒紫で、四肢に現れたあと胸腹へ広がり …

陽斑の順証(ようはんのじゅんしょう)
順証の特徴は、斑疹がまばらに分布し、色が赤くて身熱があり、胸腹に現れたあと四肢へ広がり、そ …

陽微気虚(ようびききょ)
陽微気虚とは、陽と気が虚弱状態になっている病理状態を指す。 陽微気虚は痰飲の原因の一つとし …

陽病(ようびょう)
1.三陽経の病を指す。陽から発病している病気の特徴は、発熱悪寒である。 2.一般には実証、 …

陽病治陰(ようびょうちいん)
陽病は陰を治す。 陽病治陰は補其偏衰という治療原則に属する治療方法の一つである。 ⑴《素問 …

陽不制陰(ようふせいいん)
陽不制陰とは、陽偏衰か陰偏盛により発生した病理現象である。 陽偏衰は陽虚、陽虚則寒、陽虚則 …

陽偏衰(ようへんすい)
陽偏衰とは陽気不足により陰寒に対抗することができず、虚寒の症状が現れる病理を指す。 その病 …

陽偏盛(ようへんせい)
陽偏盛は陽が陰に対して旺盛になり陽が勝てば陰病になるのを指す。また陽勝ともいう。 陽偏盛は …

陽輔穴(ようほけつ)
陽輔穴は下腿外側、腓骨の前方、外踝尖の上方4寸にある。

陽脈の海(ようみゃくのうみ)
督脈を指す。

陽明経証(ようめいけいしょう)
陽明経証は陽明病に属する証候であり、病邪が陽明経に氾濫して、邪熱が盛んになり、陽明経を充満 …

陽明経頭痛(ようめいけいずつう)
陽明経頭痛とは、前頭部から眉稜までの痛みを指す。

陽明潮熱(ようめいちょうねつ)
陽明潮熱とは、陽明腑の実証によって生じた潮熱を指す。日晡潮熱ともいう。 臨床では、高熱で、 …

陽明病(ようめいびょう)
六経病の一つ。陽明病は陽明経証と陽明腑証に分けられる。 陽明経証の主な症状は身熱、大汗、口 …

陽明腑証(ようめいふしょう)
陽明腑証とは、熱邪が大腸に蘊結し、引き起こされた腑気不通の疾病を指す。 臨床では、腹痛拒按 …

用薬禁忌(ようやくきんき)
用薬禁忌とは、生薬を使用してはならない用薬方法を指す。生薬には、薬性によって其々薬効と適用 …

欲出未尽(よくしゅつみじん)
欲出未尽とは、排尿したいが出しきれないという症状を指す。 淋証の症状の一つである。

抑木扶土法(よくもくふどほう)
「抑木」とは、肝木の過盛を抑制することを指す。扶土抑木法とは、肝の過剰な疏泄と脾虚を過剰に …

夜啼(よなき)
夜啼とは、小児が夜中に大声をあげて泣き止まない症状を指す。 病因病理は主に脾寒、心熱、驚恐 …

夜熱早涼(よねつそうりょう)
夜になると発熱し、早朝に熱が下がるという症状を指す。詳細は邪伏陰分の項を参照。

余瀝不尽(よれきふじん)
余瀝不尽とは、排尿のあと小便がポタポタと止まらない病状を指す。余瀝不尽は老人に多く見られ、 …

余瀝不尽(よれきふじん)
余瀝不尽とは、排尿のあと小便がポタポタと止まらない病状を指す。余瀝不尽は老人に多く見られる …